2021.05.14
インフォメーション
老化を防ぐには
- はじめに
老化は避けて通れないものですが、老化を緩やかにすることは可能です。
緩やかな老化は、老化を遅らせるだけでなく、病気予防や健康寿命を長くするのに有用です。
老化を緩やかにすることは、老化に抗するアンチエイジングではなく、適切な老化、よりよい老化を示す「ウェルエイジング」となります。
ウェルエイジングを通して、健康で健やかな老後をお過ごし下さい。 - 老化とは
老化を見た目で確認することはたやすいことです。
目もとのシワ、たるみ、そしてクマ、皮膚のシミ、シワが老化を教えてくれます。
また、階段の上り下り時の息切れは、体力、筋力の老化を感じさせてくれます。
老化は見た目だけでは分かりません。細胞内の代謝の衰えは目に見えるものではありませんが、年々確実に老化しています。
老化は目に見えるものより見えないものが実は怖いのです。 - 老化の要因
老化はなぜ起こるのでしょうか?
我々の細胞一つ一つが老化して、人体の老化が始まります。
つまり細胞の老化を防ぐことが、見た目の老化を防ぐことになります。
私たちは、日々の生活でその老化の要因を宿しながら生きています。と言ったら大げさかもしれませんが、事実です。
食べ物などの口に入れるもの、食事内容、ライフスタイル、タバコなどの嗜好品、睡眠などの生活習慣、サプリメント摂取、入浴習慣など何気ない生活が老化を招きます。
では、より詳しく老化の要因を列挙しましょう。
老化の要因は、糖質の過剰摂取、活性酸素、酸化ストレス、睡眠不足、体内ホルモン量の変化、肥満、喫煙、アルコール過剰摂取、最終糖化産物(AGE)、高血糖、高血圧、遺伝子変異、食べ過ぎ、栄養素不足、有害物、病気、免疫異常、炎症、一部の薬物、高脂肪食、高蛋白食、ジャンクフード、ソフトドリンク、ストレス、スナック菓子、運動不足、紫外線、一部の食用油、加工肉、添加物などです。
ここでは特に、老化の要因として、糖化ストレスと酸化ストレスについて語ります。- 糖化ストレス
糖化ストレスとは、文字通り糖質の摂取により起こるものです。
その多くは、糖質よりも糖質摂取によるメイラード反応によるお焦げが糖化ストレスをもたらします。
いわゆるAGE(最終糖化産物)がお焦げの中に含まれます。AGEは、糖質の摂取に伴って、体内でも作られます。
食事に含まれるAGEが糖化ストレスをもたらします。
AGEが特に多く含まれる料理は、ベーコン、カルボナーラ、サーロインステーキ、バター、ミックスピザ、皮付き鶏肉のバーベキュー、ナポリタン、焼き肉、とんかつ、麻婆豆腐、カツ丼などです。
お気づきの通り、ほとんどが高温で調理した料理ばかりです。
これまでの記事で料理を作る際には、低温が望ましいとしてきたその理由は、老化を防ぎ健康寿命を延ばすことにあります。 - 酸化ストレス
糖化ストレスは、酸化ストレスをもたらします。
それ以外に酸化ストレスをもたらすものとして、免疫細胞による体内の炎症があります。すなわち、風邪やインフルエンザなどの感染症です。
腸内環境が乱れ悪玉菌が優位にあると、腸内で炎症が起こり、体が酸化します。
その他、調理中の酸化油、大気汚染物質、睡眠不足、農薬、一部の薬剤、栄養素不足、腸内環境の乱れ、運動不足、有害金属などの有害物も酸化障害をもたらします。調理油の酸化を防ぐには、ローズマリーを油に入れることです。
- 糖化ストレス
- 老化を防ぐには
では老化を防ぐにはどのようにしたらいいでしょうか?
まずは先ほどの老化の要因をさけることです。そのためには日常生活が大切です。
糖質の過剰摂取やお焦げ、ジャンクフード、スナック菓子、添加物、紫外線を避け、適度な運動をして、十分な睡眠をとり、バランス良く野菜や果物を摂り、飲水をして解毒をはかり、腹八分とし、疲れない程度の運動をすることが、老化予防になります。
それ以外にもビタミンB群、ビタミンCなどのビタミンの摂取、サプリメントの摂取も有用です。
調理の際は、煮る、蒸す、鍋などの調理方法をお勧めします。 - まとめ
今回は老化の予防について話しました。
老化予防の鍵となるのは、活性酸素対策です。
活性酸素対策による老化予防は、よりよい老化、ウェルエイジングをもたらします。
この記事を読んだあなたへ、大切な家族と自分自身を守るためにも、明日からウェルエイジングを実践して下さい。