2021.04.27 インフォメーション

ポリアミンと長寿

  1. はじめに
    今回は長寿をもたらすための比較的簡単な努力と抗老化成分であるポリアミンを紹介します。
    このポリアミン、多くのテレビや雑誌などで取り上げられている有名なアンチエイジング素材です。名前だけみるとはじめて聞くかもしれないポリアミンですが、なんと納豆に含まれる身近な成分です。
    老若男女にかかわらず健康で長生きをするための食事を摂って、バリバリ活動して下さい。
  2. ポリアミンとは
    ポリアミンとは納豆などに含まれる注目される抗老化成分です。
    体内でも腸内細菌により、あるいは体内細胞で合成されますが、残念ながらその量は加齢により年々減少するのです。ポリアミンの減少は、老化をもたらすことになります。
    そのため年を重ねた人ほど、意識してポリアミンを摂取する必要があります。
    「ポリアミンはアンチエイジングを考える上で極めて有望な物質である」とも言われているほど重要な体内物質及び食品成分です。
  3. ポリアミンが含まれる食材
    ポリアミンを含む食材は、椎茸、納豆、大豆、チーズ、鶏肉、ゴマ、玄米などです。
    ポリアミンは腸内細菌も産生していて、前述の通り加齢で減少する上、腸内環境がよくないと産生されません。
    ポリアミンはアルギニンというアミノ酸から合成されるので、アーモンド、ピーナツなどのナッツ類、ゴマ、玄米などアルギニンを含む食材を摂取することもお勧めです。
    野菜果物にはポリアミンが少ないので、野菜好きな方は前述の食材も併せて摂取して下さい。沖縄の長寿を支えた豆腐はポリアミン豊富な大豆からできていることが、長寿のヒントです。研究によれば世界の長寿地域では「ポリアミン食」をしていることが知られています。どうですか?ポリアミンに興味を持ちました?
  4. ポリアミンの作用
    老化の原因の一つは慢性炎症ですが、ポリアミンは炎症を抑制する作用があります。
    その他に細胞増殖作用もあります。動物実験では寿命を延ばす作用が示されています。
    数ある長寿素材を一つあげなさいと言われたら、迷わずポリアミンを上げたくなりますね。
    男性においては、精子の形成や運動能力を促進するので男性不妊にも有用です。
    育毛・美爪効果、免疫を高める作用、抗動脈硬化作用、活性酸素を消去する作用、コラーゲン合成作用もあります。
    爪が割れやすくもろい人、抜け毛が多い人はポリアミンを摂取しましょう。骨がもろい人もお勧めです。
    ポリアミンは、腸の炎症を抑制する働きがあります。腸を丈夫にしたい方は摂るべきです。その他、成長促進や記憶にも関与しています。認知機能を維持するには、ポリアミンいいですね。
  5. ポリアミンを摂取する食事法
    納豆食は、一番手っ取り早いポリアミンの摂取法です。
    アレルギーがなく、嫌いでなければ子供から大人まで比較的簡単に摂取できます。
    週に2パックは摂取して下さい。
    納豆以外でも意外と多くの食材にポリアミンが含まれますので、それら積極的な活用をされて下さい。
    料理をあげてみると、鶏肉と大豆、椎茸の炒め物や、チーズと大豆、ジャガイモのサラダ、鶏肉と大豆のトマト煮、チーズと鶏むね肉のピカタなどでいろいろな調理法を楽しめます。
    鶏肉、チーズ、大豆、納豆、椎茸の組み合わせ、醤油か味噌味がお勧めです。すりごまも活用して、主食は玄米がよろしいです。
    納豆はひき割りがお勧めです。この冬は、体が温まる納豆汁に椎茸と鶏肉を入れてはいかがでしょうか?
  6. まとめ
    今回は長寿素材の代表格であるポリアミンを紹介しました。
    健康長寿は人類の願いだけでなく、個人的にも目指すべき最高の生き方です。
    ピンピンコロリを目指す本書の読者においては、欠かせない食材だと思います。
    いつまでも元気でお子さんやお孫さんの将来を見守る、そしてその方々の健康のためにも、あなたが知人、友人、ご家族に、ポリアミンの重要性、摂取法について伝授して下さい。
    いつの日か、あなたの周りには健康で元気な方が増えると思います。
    それは、人生を豊かに生きる極意になること間違いなし、です。
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